2006/10/12(木)PCスピーカー(電流出力アンプ)の調整

この前の続き。中音がうるさいきで、中にフェルト吸音材を入れてみました。音がかなりクリアになりました。つまり中音の厚みが減ったので若干ドンシャリ気味。これ以上電圧帰還率を上げられないので、後日、さらに小さい電流帰還抵抗(0.2Ω or 0.22Ω)を買ってきて調整します。

ついでにF特を取ってみました。

ftsu_pc_speaker_curamp_fft.gif

箱が箱だから仕方ないですけど、下が思ったほど出てないですね。聴覚上は上も下もあまり不足なくて出てるんですけど(100Hzから下のベースの音などは別として)、こんなもんでしょう。周波数特性的にはあまり褒められませんけど、音はいいですよ音は。

調整後 2006/10/23

0.20Ωに変更してみました。中域に厚みが出てきまして、かなり良くなりました。しかしこれはもうすごすぎます。なにがすごいかって(作って)音を聴いてくれとしか言いようがないのですが、音の立ち上がりというものがここまで聴覚上の差として現れるとは思いませんでした。音を再生しておいて、あまりに自然な鳴り方にびっくりするんですよ。「えっこれ、本当にスピーカーから鳴ってるの?」って。自然に音が広がってユニットの存在を忘れさせるんです。

部屋にはSunsui D907 Limitedもありますし、(それと比べると)スピーカーボックスの大きさからして100Hz以下の低音だけはどうにも出ませんが*1、ドラムやピアノのアタック音の自然さや高域のなんとも言えない伸びは帯域500kHzを持つサンスイアンプをもってしてもあと一歩敵いません。コンデンサエージングも進んだのか非常にクリアな音で、電源は1アンペアも取れないようなACアダプタなのにも関わらず駆動力に全く不足を感じません。

コンデンサこそ音響用ですが、抵抗やボリュームは音響用でない安物でこの状態ですからね。ディスクリート電流出力アンプ、ますます楽しみです。

*1 : アンプのせいででないのではなく、F通の箱をそのまま使っているから出ないだけ