2014/02/27(木)オキスーパーホンの修理

古い「沖電気の電話機」を使っているのですが、「短縮登録機能」が使用できない不具合が何年か前からありました。

電話をかけたり、受けたり、既に登録済みの番号をワンボタンで掛ける分には大丈夫だったのですが、追加で登録すると挙動不審で途中で登録が止まって(操作を一切受け付けなくなるハングアップ状態)になってしまうことが多々。

重い腰をあげて分解しました。

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1991年製らしい。そんなに古い製品なのか……。

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開けた所。昔の基板はわかりやすくていいですね。

原因はすぐに特定できました。リチウムコイン電池の電池切れです。本来3Vあるべき電圧が1.2Vしかありません(苦笑)。取り替えて簡単に終わらせようと思ったら問題発生。

こともあろうにこの電池溶接されてる(笑)

電池フォルダーじゃないのかよ。もう交換することなんか考えてない実装です。製造後20年以上動作してたわけですから、設計としてはそこまで間違ってはいないとは思いますが、直すには一苦労。


ラジペンで無理やり外すも端子と基板の接続がスルーホールのみで(ベタ付されてない)、端子をパキってやりそうになりながら引き剥がし。

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再溶接ってわけにもいかないので、半田で無理やり付けた。端子板も電池もあまりハンダ付け向きじゃないので、すぐ剥がれるかもしれないけど、ワット数の高いハンダで半ば無理やり付けてそっと蓋を閉じました。


一応、問題なく動いています。

2012/10/16(火)ポータブルDVDプレイヤーの修理もどき

ポータブルDVDプレイヤーが転がっているのですが、レーザーがヘタってるのか光学系が歪んできたのか、2層DVDをうまく読み込まず困っていたので分解。

  • メディアを拭く
  • ピックアップレンズを拭く
  • ピックアップレンズ裏のミラーを頑張って拭く

とかしても一向に改善せず……。

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これは汚れとかではないと判断して、ピックアップ部のカバーを外して半固定抵抗2つ(赤丸)をいじってみました。ピックアップレンズの位置と、シークの初期位置を調整する抵抗だとは思いますがよくわかりません*1

よく分からないものはしょうがないので

調整 → 読み込みテスト(数回) → 少し調整

を繰り返して、一番成績がよさそうな場所を探り当てました。2つとも。

色々調整して、よしほとんどエラーもなくなったと思ったら、通常画面を見る状態であるプレイヤーの縦置きをするとエラーで読み込まないという困った現象に。水平に置くとエラーなく読み込むのですが、画面を覗きこむプレイヤーなんていやだ(汗)

しかたがないので先ほどのテストを縦置きの場合でもう一度やり直して試行錯誤。水平置きよりも読み込み成績は悪くなりましたが、試行錯誤した中で一番成功率が高そうな場所にマーキングして半固定抵抗を調整しました。


数時間浪費(苦笑)


今のところ相変わらずエラーにはなりますが、読み込み成績は良くなった気がするので様子見です。

時間労力考えると買ったほう効率的なんじゃないかと思うのは気がいいんじゃないかと思うのはたぶん気のせいです(笑)

*1 : 昔むかし、世界に先駆けてCD-ROMドライブ搭載パソコンシリーズのCDの読み込みが悪くなった時、ドライブを無理矢理引き出してなんだかわからないけど存在する半固定抵抗をいじると少し調子が良くなったのでした。

2012/08/04(土)レーザープリンタを分解した - LBP3310

Linuxで使用するのに苦労したLBP3310ですが、購入時のトナーがついに切れたので、リサイクルトナーに入れ替えました(Linuxでの使用で嫌な思いをしたから純正トナーは買いたくない)。*1

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かすれてる……。トナー不具合かと思い、リサイクルトナーを交換しても同じ症状。購入時から、純正トナーでも真冬になるとトナーが定着不良を起こすすばらしい出来だったのですが、これを考えるとどうも相性問題っぽい。

【仮説】 プリンタのちょっとした不良 + 互換トナーの非互換性 = 半面かすれ

トナーユニットじゃなければ、もう定着ローラーしかないなと思ってプリンタを分解しました。

*1 : 今は64bitドライバが頒布されています。それでもCAPTなLBPプリンタとCUPSとの相性は悪いと思う。

LBP3310の分解

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分解の仕方ですが、ネジを2個外してまず側面パネルを外します。ツメ式になっているので、マークのあるところにマイナスドライバーなどを入れて側面パネルを外します。続いてネジを取って背面パネルを外します。これで上面パネルも外れるようになりますが、定着ローラーをいじるだけなら背面パネルを外せば十分です。

LBP_03.jpg

定着ローラー部分を分解するときはちょっとミスして部品を破壊してしまいました(プラスチックなので、ハンダごてで溶接して復旧)。正しい分解方法は、

  1. 電線(ケーブル)を外しつつ、ネジを外して、黒いパネルを右にずらし外す(写真で宙に浮いてるやつ)
  2. 定着部右側(側面ではない)のネジを外し、ツメのひっかけを外す。
  3. ローラー金属シャフトのギアを外して(ツメ式)から、右を外して引き抜く。
  4. さらに分解するときは、左右の緑のフックをロック側(上側)に。

定着ローラー自体を外すことはできませんでした。写真の状態が限界。たぶん上から本格的に分解しないと無理そう。

失踪したバネ

定着ローラー付近に用紙つまり検出用のギミックがあるのですが、そこに使用されているバネを間違って紛失してまいました。*2

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しょうがないのでジャンパー線をドライバーとかに巻きつけて作りました。もう少し細いジャンパー線がよかったのですが、なかったので少し太めです。でも役目は果たしました。軸よりも少し大きく作るのがポイントなんですね。

それにしてもバネがこんな簡単に作れるとは思わなかった。*3

*2 : 外した時に見た記憶がないのですが、元に戻した時にバネがないとどうやってもギミックが成立しない。

*3 : 色々な修理でバネが故障すると大抵諦めてました。もっとよく諦めるのは駆動系のゴム輪ですね(汗)

組立

そんなこんなで組立にものすごい時間を費やしましたが、なんとか組み立てて印刷してみると、リサイクルトナーでも綺麗に出てきました。定着ローラー付近の用紙ガイドパネルのツメが1ヶ所外れていたのでそれを戻したので回復したのか、レーザーユニットを乾拭きしたのが効いたのか、たまたまでまた再発するのかは不明ですけど(苦笑)


ちなみに最初の印刷物の上に置かれた部品は破壊したものの一部です(苦笑)。本当はこれは10cmぐらいの軸棒が付いてます。なくても動作に問題はないものだったのと、修復では強度的に問題ありそうだったのでこのままにしました。

参考 2012/09/22

余談

PCパーツが余ってるので欲しい人にあげます。先着1名。コメントしてから送り先をメールしてください。送料着払い。miyaさんに差し上げました。

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2009/05/29(金)ビデオデッキ HR-X5 の修理

なお現役で活躍中のVictorのビデオデッキHR-X5。このビデオデッキ、ヘッドを破壊して2万円で部品を取り寄せたり結構散々な目にあっているのですが、夏場気温が高くなると画面がまともに映らない不具合がありました。これさえなければ、画質はむちゃくちゃ綺麗でよかったのですが……。

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電解コンデンサを交換してOS-CON大量投入しても直らず、ほとほと困っていました。夏を前に、今年こそ本気で直そうと思い立ちました。

原因を考える

気温があがるとまともに動かないということから、ICの故障だと思っていました。基本的に電解コンデンサは「気温が高くなるほうが性能が良くなる」からです。

しかし、蓋を開けると見る見る直る症状からして、内部が相当に高温(60~80度)なっているのではないかと考えました。よくよく考えると温度特性の悪い積層セラミックコンデンサは温度があがると急激に容量が下がります。特に、この時代(1996年)のチップ積層セラミックは温度特性が良いとは思えません。

問題は蓋を開けてしまうとすぐに症状が直ってしまうことで、原因の特定が非常に難しい。そこで、ドライヤーで熱風を送り、どこの場所の温度が症状と関連しているのか調べたところ、ヘッド後部のプリアンプユニット(変調ユニット?)の中央付近を熱するとこの症状が現れることが分かりました。

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修理

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プリアンプユニットを外しドライヤーを当てた場所から電解コンと並列になっている電源ラインを外して考えると、めぼしい積層コンデンサが2つみつかりました。C8/C9です。

外してみたところ22~47pF程度だったようなので、47pFを取り付けました。ドライヤーを当てたみたところ症状が起こりません。どうやら修理成功のようです。

両方同時に外してしまったため確認はできていませんが、その後色々試した範囲ではC9が原因だったようです。再発したので、違う場所みたいです。

失敗談

このユニットを戻すときに、ネジを1つ筐体内に落としてしまいました。これが運の尽き(汗)

振っても何しても出てきません。ネジ紛失ぐらい構わないのですが、ネジでショートすると折角直ったものに致命傷を与えてしまいます。仕方がないので、ばらばらに分解。その結果、

  • フラットケーブル破損
  • テープ走行不良

致命傷に近い状況。その後も1ヶ所直すごとに別のところが壊れて散々でした。

  • 再生途中で止まり電源off → テープ右側の巻き取り下部のロータリーエンコーダーが正しく認識できていないか、そもそも巻き取りができてない。
  • 巻き戻し中で止まり電源off → テープ右側の下部のロータリーエンコーダが正しく検出してない。基板が反っていたため、基板裏側からクッションをつめてエンコーダの高さを調整。
  • Hi-Fi音声を再生できるのに録音できない → ヘッドの汚れ。修理中に相当汚したらしく、クリーニングテープでは直らずアルコール系の洗浄剤*1を使い直接清掃(ヘッドを破壊する可能性があり危険です。面倒でもクリーニングテープをしつこく走行させるべき。)。
  • 画面全体にノイズが出る、いわゆるめだかノイズ。プリアンプユニットのGND線をきちんとアースする。
  • テープの飲み込みがおかしい → 機械部の位相ずれ。ギアを分解し、きちんとゼロ位置を合わせて組み立てる。無理やり一部のみ位置を切り替えるとうまく行かない。
  • ビデオヘッドが回らない → CP401の半導体ヒューズが飛んでいる。ポリスイッチあたりに置き換えると良い。
  • フラットケーブルの故障 → 白いフラットケーブルは抜き差しをよほど慎重にしないとすぐ壊れる。同じ系統のビデオデッキから部品を取るか、ビクターサービスセンターで部品を取り寄せるか、さもなければ半田付けして無理やり直せなくもない(汗)*2

というわけでネジ1個落として修理に○日。おかげで、ビデオデッキの構造と仕組みに強くなりましたが*3、今更使えないって。

*1 : というか適当なのがなくて接点復活剤

*2 : 3~4本ぐらいその状態で、二度と外したくない……

*3 : 途中でテープにFM変調かけてぜんぜん関係ない信号でも記録しようかとか色々考えたけども。にしてもテープローディングの仕組みは、VHS登場当初から変わってないんだろうけどよく出来てるなあ。

メモ

やっと部屋が片付いたけど、まだ壊れたiPod(フラットケーブル切断)が……。

OK キャンセル 確認 その他