低電圧ヘッドホンアンプ Ver3 (op-dbuf3)
多数の方に製作して頂いた低電圧ヘッドホンアンプ(op-dbuf/op-dbuf2)の最新進化系になります。自作HPAにどうですか?
- 単3電池×2本仕様
- 消費電流70~80mA
- 最大振幅:約2Vpp(ニッケル水素使用時)
キット頒布終了。基板のみはありませんが、こういう手も。改良版の回路図が記事の最後にあります。
自励式D級ヘッドホンアンプの改良版掲載以来、ずっと要望され続けてましたが、ようやくBispaさんで販売されることになりました。
変換基板を単品で製造すると大赤字になるので、なかなかタイミングが作れず10ヶ月もおまたせしてしまいました。
30MHz25MHz発振する未体験のD級アンプを、よかったら試してみてください。すごく良い音しますよ。
adiary開発もようやく一区切りが見えてきてハードいじりを色々していきたい感じの今年後半の目標です。当ブログもadiary Ver3に入れ替わってます。おかげでスマホからも見やすくなり、咄嗟の時にスマホから記事編集が楽々できて大助かりです。
昨日ぐらいに上のドロップダウンメニューを整理して見やすくしました。検索機能も強力なので古い記事をお探しの方は活用してください。
Raspberry Pi 面白いですね。某所から入手した「Pi 2」で遊んでます。何がびっくりって昔家サーバにしていたC3-500MHzマシンより何倍も速いことです(苦笑)
Raspberry Pi Model B+をずいぶん前にAmazonから購入していたのですが、購入直後ぐらいに Pi 2 が登場して、結局使わないままお蔵入りしてます。
こんな小型でこれだけ高性能だと色々作りたくて夢が膨らみます(笑)
Twitterでもちょくちょく書いてますが、最近D級アンプをちょくちょくいじってます。
もともとD級ヘッドホンアンプを改良したいとずっと思っていました。D級HPAはいつくか分かってる欠点があります。
U1の手前にオペアンプバッファを入れることも考えたのですが、それだとますます発振周波数が下がってしまうのが困りもので……。
ふと思い立って電源電圧可変式D級ヘッドホンアンプを作った時に使用した高速コンパレーターICを使ってみたところ、発振周波数が向上して、吸込み電流も少なくなって飛躍的に音質が向上しました。
詳しくは記事にまとめてあるので見てみてください。
B.Oさんが検討している回路です。(最新はこちら)
最初、改良版を作るときに、純積分形に変更したことをすっかり忘れててずっとこの回路で調整してたのですが、U1、U2を(D級HPAの記事に書いたとおり)変更すると問題がないレベルで音質やスイング特性が向上します。
しかし比べてみると、RC積分形(当方記事の回路)のほうがちょっと音質はいいように感じました。あとは、純積分形の回路はボリュームの抵抗値が入力抵抗となってしまうため、実質ゲインが0dB(1倍)より落ちてしまいました。この辺がちょっと難点ですね。
元々TPA3110等で使われているフィルタレスD級アンプ(BTLスピーカーアンプ)の原理を調べていて、maximのサイトの解説を読んでたのですが、原理がノコギリ波比較の他励式なんですよね。
他励式D級アンプはいかに直線な基準波(三角波やノコギリ波)を作るかというところが勝負になってしまうので、そうではなくD級ヘッドホンアンプのような自励式D級アンプで同じことができないだろうかと試行錯誤していました。
その時に思いついたのがこれ。
自励式PWM発振回路のPWM変調部をクロックパルスでサンプリングすることでPDMのような*1動作をさせることができます。
クロックパルスでサンプリングすることでタイミングを揃えることができますから、maximのサイトにあるフィルタレス回路の応用で、XNORを使用してフィルタレスD級アンプ(BTLアンプ)を作ることができそうです。
誰か挑戦してみませんか?
自励式D級ヘッドホンアンプの原理を応用して、D級スピーカーアンプを作れないかと検討しています。というか、試作基板までは起こしました。こちらは、うまく動いたら記事にします。
スピーカーのように電力増幅を考えると
というのがネックで、大型MOSを使用すると貫通電流の問題は避けて通れず、デッドタイム回路を作ると複雑になってしまうし音質も低下する。さてどうしたものかというところで、うまく解決できるかどうか(苦笑)
古い「沖電気の電話機」を使っているのですが、「短縮登録機能」が使用できない不具合が何年か前からありました。
電話をかけたり、受けたり、既に登録済みの番号をワンボタンで掛ける分には大丈夫だったのですが、追加で登録すると挙動不審で途中で登録が止まって(操作を一切受け付けなくなるハングアップ状態)になってしまうことが多々。
重い腰をあげて分解しました。
1991年製らしい。そんなに古い製品なのか……。
開けた所。昔の基板はわかりやすくていいですね。
原因はすぐに特定できました。リチウムコイン電池の電池切れです。本来3Vあるべき電圧が1.2Vしかありません(苦笑)。取り替えて簡単に終わらせようと思ったら問題発生。
こともあろうにこの電池溶接されてる(笑)。
電池フォルダーじゃないのかよ。もう交換することなんか考えてない実装です。製造後20年以上動作してたわけですから、設計としてはそこまで間違ってはいないとは思いますが、直すには一苦労。
ラジペンで無理やり外すも端子と基板の接続がスルーホールのみで(ベタ付されてない)、端子をパキってやりそうになりながら引き剥がし。
再溶接ってわけにもいかないので、半田で無理やり付けた。端子板も電池もあまりハンダ付け向きじゃないので、すぐ剥がれるかもしれないけど、ワット数の高いハンダで半ば無理やり付けてそっと蓋を閉じました。
一応、問題なく動いています。
多数の方に製作して頂いた低電圧ヘッドホンアンプ(op-dbuf/op-dbuf2)の最新進化系になります。自作HPAにどうですか?
キット頒布終了。基板のみはありませんが、こういう手も。改良版の回路図が記事の最後にあります。