2007/01/27(土)VMware player (vmplayer)のハマりどころ(on ubuntu)

vmware のうち VMware Player(無償版) について

vmplayer とは、vmware のうち仮想マシン実行環境のコア部分のみを無償で提供しているものです。VMware Workstation などは使ったことがないので比較は難しいですか、仮想マシンを利用する上での便利機能などが削られ、単純に仮想マシンを使うのみとなるようです。

ubuntu の上にインストールしてみたのですが、色々ハマリどころ(や疑問に思った点)があったので、記事にまとめておきます。

なお、vmware (vmplayer) が動作するOSをホストOS、vmware の上にインストールするOSをゲストOSと言います。(vmwareを調べていると)よく出てくる言葉なので覚えておきましょう。

vmxファイルを作る方法がない

vmplayer には、仮想マシンの定義ファイルである、拡張子 vmx のファイルを作成する機能が付いていません。このファイルはただのテキストファイルですので手書き可能ですが、一般の方にはややハードルが高いと言わざる得ないでしょう。適宜覚書はてな異本というサイトで、作成ツールが紹介されていますので参考にしてみてください。

vmdk を作ることができない

vmplayer には仮想HDDのイメージファイルである vmdk を作成する機能がありません。ベタファイルを仮想HDDとみなしてマウントすることは不可能ですqemuというフリーのエミュレーターを利用し、次のようにイメージファイルを作成します。

$ qemu-img create -f vmdk disk-img.vmdk 4G

強調部分はそれぞれファイル名、HDD容量となっています。ランレングスか何かで圧縮されているらしく、どんな容量のディスクイメージを作っても中身を使わない限り小さなファイルとなるのが特徴です。

vmware-toolsが必要

Linux や Windows などのゲストOSをより快適に動作させるためには、VMware用のドライバをインストールする必要があります。これらを vmware-tools と言います。vmplayer には vmware-tools は付属していないので、まず vmware-server などをダウンロードします(使用制限はありますがダウンロードは誰でもできます)。

そしたら、tools-key.pub というファイルのあるディレクトリを探してください。その中に、各OS用のデバイスドライバが ISOファイル(CDのイメージファイル)として格納されています。これらを、各OSにインストールします。VMware Workstation などではボタン操作一発でインストールされたりするようですが*1、vmplayer では地道に手動でインストールする必要があります。

VMware Shared Foldersについて

VMwareにはゲストOS上でホストOS上のファイルシステムを直接操作する機能があります。それを[gShared Folder]といい、vmxファイルで次のように指定します。

sharedFolder.option = "alwaysEnabled"
sharedFolder.maxNum = "1"
sharedFolder0.present = "TRUE"
sharedFolder0.enabled = "TRUE"
sharedFolder0.readAccess = "TRUE"
sharedFolder0.writeAccess = "TRUE"
sharedFolder0.hostPath = "/data"
sharedFolder0.hostName = "host"
sharedFolder0.guestName = "share"
sharedFolder0.expiration = "never"

ゲストOSがWindows 2000/XPなどの場合、ネットワーク全体の中身に「VMware Shared Folders」というフォルダが確認できますが、ダブルクリックすると「ネットワークを参照できません。ネットワークが存在しないか、起動されていません」と表示されます。結構ハマったのですが、結論としては「VMware Player 1.0.x(vmplayer)では Shared Folders は利用出来ない」ということになります。

これが利用出来るのは、VMware ServerやVMware Workstationのみのようです。sharedFolder0 の設定がエラーもなく読み込まれるので一瞬動くと勘違いするのですが、動きません。……警告ぐらい出してほしいところですけどね。

VMware Player 2.0からSharedFolderが利用できるようになりました。vmplayer のメニューに設定項目がありますので、そこから設定する方が楽でしょう。

ホストOSとゲストOS間の通信のみが異様に遅い

ホストOSがLinux等のときに発生するようですが、Samba や ftp などの通信が異様なほど遅くなることがあります。しかも、ゲストOS←→外部ネットワークはなんの問題もなく、何十Mbps も出るにもかかわらず、ホストOSとの通信のみが遅くなります。

この現象の解説と解決策は、VMware on AMD Athlon 64 X2のブリッジ接続時の通信性能に書かれていますが、VMware起動前に次のコマンドを実行してください(すでに起動済ならば、vmplayer の再起動でokです)。

# ethtool -K eth0 tso off

いちいち実行するのが面倒ならば、rc.localなどに書いてしまってもよいでしょう。この現象はかなり意味不明で、ものすごくハマりました。

アンダースコア(_) が入力出来ない

ホストOSがLinux等のときに発生するようですが、アンダースコアキーを押しても全く反応がありません。これを解決するには、~/.vmware/config というファイルを作成し、次の設定を書き込んでください。

xkeymap.keycode.211 = 0x073

*1 : 過去にそんな光景を見た気がする

2007/01/09(火)サーバトラブル

ちょっと出かけていて、帰ったきたら自宅サーバが停止してました。Pingは返ってくるけど、その他一切返事がない状態……なんだこれ? ディスプレイをつないだもののコンソールも表示されないので再起動してみましたが。

BOOT FAILUR. SYSTEM NOT FOUND.

みたいに言われる始末。HDD自体は認識しているので、ディスク故障のようには思えないのですが……。んー。暴走してブートセクタ破壊したかなぁ。

しかし、色々忙しいその日に壊れるってどうなんだろう……。データ取り出せないし(汗)

2006/12/27(水)リムーバブルHDD

いい加減データを整理したいなー

あちこちのHDDに分散されているデータを整理したいなーと思い立ったのですが。

使用中に突然ハングアップするなど前々から調子の悪かったリムーバブルHDD。今日使っていたら、アクセスになんども失敗するようになり、これは本格的にやばいな……と思ってPCにつないでみました。

……あれ普通に使える??

どうもリムーバブルHDDの電源がダメダメらしく、そのせいで不安定だったみたいです。安物はダメですねぇー、当たり(ハズレ)引いただけかも知れませんけど。

2006/12/17(日)Apple社製USBメモリ

最近かえでさんに頼んでUSBメモリを買ってもらいました。ちょうどUSBメモリを1つも持ってなかったので*1、まあいいやと。

このUSBメモリ、どういうわけか音楽再生機能が付いていて、選ぶのも面倒だったのである方に適当にセレクションしてもらいました。しばら~~~く聞いていて(トータル2~3時間ぐらい)「宇宙で恋は☆るるんルーン」が流れたときに思わず漏れた一言。

「やっと普通の曲が出た」(ほっ

……はっ!? いやまてまて自分。「宇宙で恋は☆るるんルーン」のどこが普通の曲なんだ!!

それぐらい聞いていて知らない曲ばっかりのすごい選曲でした……。

*1 : 512MB SDとか、256MB CFとかは腐ってるんですが。しかもどっちも高速タイプ(汗)

2006/08/31(木)PCのコンデンサ置き換え修理

C3M266の修理

自分はメインとしてC3M266というマザーボードの、Socket370時代のマシンを使っています。たまに処理能力的に足りなくなるときは、Atholon XPなマシンを起動しますが、普通はこちら。大抵のことは用が足りますし、ファンも12cmファンが低速回転してるだけので実に静かです。

しかしこのマシン、夏に入ったあたりから様子がおかしくなりました。起動中に突然リセットがかかります。下手をすると、最終的に起動するまで5回ぐらいリセットがかかり5分とか待たされます。何事かと思って、ケースを開いてみるとマザーボードを見てみると案の定コンデンサが吹いてました

pc01.jpg
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約30個載っているのですが、ほとんど全部壊滅状態。マシンを新調してもそれまでですが、物を大切に&省電力マシンがいいのでこのまま使い続けることにしました。ほぼ同時期に、家サーバとして使用しているC3マシンもコンデンサが飛んで不安定になっていたため、2マシン分のコンデンサを秋葉原に行ったついでに買い込みます。

秋葉原にて

……1万円也(汗) 絶対新しくした方が安いというつっこみはナシです。中途半端に直すのも難なので、どうせならとニチコンHNという高級品を物量投資してみました*1

楽しかったのが、某有名「海神無線」のとなりに某お店。HNを買おうとすると「これ(HN)は、見た目がゴールドだから素人さんはいいと騙されるけど、2000時間しか保たないからやめとけ。こっち(HE)の方は6000時間もつから在庫を入れ替えてるんだ。よその店は知らないけど、うちはちゃんと勉強してるんだ」と力説。いや、まあそりゃそうだけど、超低インピーダンス品(HN)と単なる低インピーダンス品(HE)をリプル除去でなく時間だけで比べるってどうよ……??って話しで(汗) まあおかげで在庫あるだけでしたが、安くHNが手に入ったからいいんですけどね(^^;;

足りない分は三栄電波でHZを購入しました。店頭にきちんとリプル電流が表示してあります。こういうのを勉強してると言うと思うんだけどなぁ。

載せ替え

さて部品を調達したところで、コンデンサの載せ替えです。グランド側のパターンはベタアースなので、40Wハンダごてを調達してきたのですが、イマイチ温度が上がらない*2。結局、ダイソー40Wの世話になりながらコンデンサをはずしていきます。さすがに30個以上あると疲れる疲れる。

broken_c.jpg

今度は付ける作業です。外す作業より若干楽かな……。ということで付け終わりました。ニチコン HN(or HZ)がこれだけ並ぶ姿は圧巻です! が、CPUがPentium3では、ほとんど意味はなし(苦笑)

new_pc01.jpg
new_pc02.jpg
new_pc03.jpg

というわけで電源on~。「おおーーー、普通にリセットかからず起動するよ(笑)」。というわけで修理完了でした。

粗悪コンデンサ三昧

しかし、過去こうやって何枚のマザーボートを修理したことか……。気になったので、今まで外したコンデンサを全部置いてみました。

broken_c2.jpg

こいつはちょっと多すぎませんか?(汗 誰かこのコンデンサ全部並列につないでアンプの電源にするといいよ(笑

*1 : 秋葉原など個人でPC用コンデンサを入手する場合、ほとんど値段代わらないのですよね……。個人的にはロットで買いたいのですが >ニチコン

*2 : goot シリーズ