2018/01/06(土)出力カップリングレスYAHA真空管アンプの製作

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真空管ヘッドホンアンプ(通称YAHAアンプ)を設計・製作しました。

概要

  • 単3または単4電池×4本
  • 出力カップリングレス
  • DCDC内蔵

回路図

HPA-SINK.png

単3電池4本で、出力カップリングレスを実現しているところが特徴的です。

入力と出力のオペアンプ部分はGND基準の正負電源として電池電源をそのまま使用し、真空管部分はVee基準の電池4本電圧をDCDCして+15Vを生成しています(ヒーター部分は1.2V)。

R5/R6は設計上100KΩですが、10K~100KΩぐらいで適度に選択してください。ソケット等で差し替えられるようにすると良いと思います。抵抗値が低いと、(同じ個体*1の真空管ならば)ゲインが低くなり(フィードバックが浅くなり)ます。抵抗値が高いほうがゲインは増え(フィードバックが深くなり)ますが、真空管の個体差の影響も受けやすくなります。

真面目に設定するなら、Vee基準で5~7Vぐらいになるように抵抗値を調整してください。

もし真空管を選別する場合は、R5/R6のP点直流電圧を確認し、なるべく値が近いものを選ぶと良いと思います。

*1 : 同じ種類(型番)でもゲインは異なります。

解説

HPA-SINK.jpg

YAHAアンプの原理コピーですので詳しく語れない部分もありますが、ヘッドホンアンプとしては十分実用的でした。

過去にいくつか聞かせて頂いた真空管アンプは電源ノイズ(DCDCに伴うもの)が多少ありましたが、この回路ではその手のノイズはありません。ただし真空管の物理振動によるマイクロフォニック雑音はあります。

出力カップリングコンデンサがないおかげかかなり素直な音が出てきます。真空管の音が特別好きなわけではないので(真空管信仰はないので)、それ以上は何とも言いにくいのですが(苦笑)

その他

キット化、製品化の予定はありません*2。かなりきっちり完成された回路なのに、お蔵入りがもったいため公開しました。製品化・キット化のお話がありましたらお寄せください。基板等なら提供できます。

*2 : 回路図が2016年製というところからお察しください(苦笑)

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