2006/10/20(金)ディスプレイリサイクル

iiyamaのディスプレイをリサイクル

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叩かないと縦一本表示になってしまうディスプレイを廃棄(リサイクル)に出しました。4200円。もうちょっと安くしてくれる方が嬉しいけど、いわゆる清掃センターでの破砕&そのまま埋め立ての様子をみてるから、リサイクルしてくれる方がよっぽど嬉しいです*1。3枚目の伝票の上がリサイクル伝票、下が購入時の伝票です。1枚目の写真は、買ったときの箱。よく10年もディスプレイの箱なんか保管しておいたものです。購入店であるソフトクリエイトは今や別の店舗に。

このディスプレイ、TOWNS(HC)を買ったときのものです。当時F社の仕様書ミス表記のために*2かなりオーバースペックなディスプレイだったのですが、結果的にそのおかげで1600*1200が表示可能となりAT機につないで今まで使用できたというものです。このディスプレイにしてから視力が急激に落ちたという悪い面もあるんですが(苦笑)。

買ったときから色合いがおかしくなったりとか変なところはありまして。今回の故障も接点不良(ハンダクラックかリレー故障)なのは明らかなんで一度は分解して直そうと思ったんですが、あまりに重たくて作業しにくい & 入り組んでいてメンテ性最悪の構造 & CRTは高電圧部があるので下手すると危ないと3拍子揃ったので諦めました。今更ブラウン管も要らないですしね。

ただ、これでディアルディスプレイ環境がなくなってしまったのが残念。新しいディスプレイ買うお金ないしなぁ。

*1 : これでリサイクル先できちんとリサイクルしてなかったら切れますけどね。

*2 : 水平同期周波数か垂直同期周波数のどちらかに実際よりも大きな数字(嘘)が書かれていた

2006/10/12(木)PCスピーカー(電流出力アンプ)の調整

この前の続き。中音がうるさいきで、中にフェルト吸音材を入れてみました。音がかなりクリアになりました。つまり中音の厚みが減ったので若干ドンシャリ気味。これ以上電圧帰還率を上げられないので、後日、さらに小さい電流帰還抵抗(0.2Ω or 0.22Ω)を買ってきて調整します。

ついでにF特を取ってみました。

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箱が箱だから仕方ないですけど、下が思ったほど出てないですね。聴覚上は上も下もあまり不足なくて出てるんですけど(100Hzから下のベースの音などは別として)、こんなもんでしょう。周波数特性的にはあまり褒められませんけど、音はいいですよ音は。

調整後 2006/10/23

0.20Ωに変更してみました。中域に厚みが出てきまして、かなり良くなりました。しかしこれはもうすごすぎます。なにがすごいかって(作って)音を聴いてくれとしか言いようがないのですが、音の立ち上がりというものがここまで聴覚上の差として現れるとは思いませんでした。音を再生しておいて、あまりに自然な鳴り方にびっくりするんですよ。「えっこれ、本当にスピーカーから鳴ってるの?」って。自然に音が広がってユニットの存在を忘れさせるんです。

部屋にはSunsui D907 Limitedもありますし、(それと比べると)スピーカーボックスの大きさからして100Hz以下の低音だけはどうにも出ませんが*1、ドラムやピアノのアタック音の自然さや高域のなんとも言えない伸びは帯域500kHzを持つサンスイアンプをもってしてもあと一歩敵いません。コンデンサエージングも進んだのか非常にクリアな音で、電源は1アンペアも取れないようなACアダプタなのにも関わらず駆動力に全く不足を感じません。

コンデンサこそ音響用ですが、抵抗やボリュームは音響用でない安物でこの状態ですからね。ディスクリート電流出力アンプ、ますます楽しみです。

*1 : アンプのせいででないのではなく、F通の箱をそのまま使っているから出ないだけ

2006/10/09(月)いい音って??

音の要素

例えばそこにスピーカーとアンプがあったとして。なにが一番重要なんだろう。

よくスピーカーやアンプの性能で出てくるF特(周波数特性)というのは周波数ごとの音の強さ(音量)を表したもので、たしかにフラットであるに越したことはないんだけど、それだけに捕らわれると音の本質を見失ってしまいます。F特というのは(回路系でいうところの)定常状態の特性しか表していません。

まず重要なものとして位相というものがあります。簡単に言えば音がなってから左右の耳に到達するまでの時間差のことです。これについては周波数特性表で表せます。これがずれていると、音の定位というものが定まらなくなります。生録が一番分かりやすいのですが、ボーカルがぴったり中央にこなければ狂っています。2way、3wayではクロスオーバー付近で大幅に位相が狂うので、どうしても不利になります*1

そして大切なのが、音の立ち上がりと立ち下がりのようです。これは回路系でいうところの過渡応答に相当するのですが、この辺の鈍さは音の臨場感(生っぽさ)に関係あるような気がします。電流出力方式が絶対的に有利なところですね。*2

例えば、録音したヴォーカルやピアノ、オーケストラが、あたかもそこで鳴っているように聞こえたら、多少F特なりが悪かろうとそれがいいように思うんですよね。しかし、最近よく思うのですがピアノの音をリアルにならすのって並大抵のことではないようです。

仮説

スピーカーって楽器だよなぁーと思うんですよね。だから押さえつけて演奏させるよりは、箱をまるでノドのように鳴らしてあげる方がいいんじゃないかと。

*1 : バスレフ等は低音しか出さないので(低音しかださなければ)、多少遅れますが中域ほど位相は関係なくなります。例えば300Hzならば、1波形が1m以上あるわけで相対的に位相の影響をうけにくい。

*2 : あとはよく言われるトランジスタ(アンプ)の歪み。これは鬼門です。負帰還(NFB)をかければみかけの歪み特性はいくらでも改善するのですが……、どうもそういうものではなように思います。A級アンプとB級アンプの越えられない壁はこの歪みなのかも。

2006/10/08(日)スピーカーの調整

リプトン vs ガラスウール

この前いじったダブルバスレフスピーカーを再度調整してました。吸音材としてさらにリプトンを2つ追加したのですが、高域が死んだように感じたので(背圧増加?)今度は抜いてみたり、スピーカーと反対の面にガラスウールを再度詰めてみたりと色々。

一日がかりでいじってましたが、難しいです。とりあえずわかったこととしては、スピーカーユニットから直線と反射を繰り返して再度ユニットに戻るルートがあると反射音が出てしまうようでした。グラスウールは吸音すがある程度は反射してまいます*1。反射面を無効化する吸音材よりも、反射路遮断してしまうリプトンテトラパックの方が優秀でした*2。あと吸音材入れると低音の量感も減ります。

*1 : 厚みにもよる

*2 : ただテトラパックでは完全に反射路を遮断しきれない

PCスピーカーその後

……ボリューム崩壊のため死亡。参った(この辺じゃ2連ボリュームなんて手に入らないし……